府中東高校野球部が、夏の全国高校野球選手権 東京大会1回戦を突破しました!!
7月16日(木)あきる野市民球場。相手は都立多摩工業高校。白熱した熱戦を制して、6対5で見事勝利されました。
野球部のみなさんおめでとうございます!!
試合は炎天下の12時40分に始まり、2時間を超える熱戦でした。立ち上がり、なかなか制球がおさまらず、多摩工に先行されます。すぐに東高が逆転!ところが、同点に追いつかれると、次の回には多摩工に逆転されてしまいます。その後、また逆転するも追いつかれて、さらに逆転され、またまた追いつき、最後は逆転して勝利!となんだかわけがわからなくなってしまうシーソーゲームでした。
ヒットエンドランの好得点シーンもあれば、味方のエラーで自滅したり、相手のエラーに救われ
たり。スコアボードだけではわからない、数々の物語が9回の攻守で繰り広げられていました。
控えの選手達も、つねに大きな声をあげて味方を鼓舞。
こんな風に喝を入れたり、励ましたりするんだ、と・・・テレビには写らない光景にびっくりでした。そうかと思えば冷たいお水を補充したり、ファールボールを拾う係の選手もいたり。また、ベンチに入れなかった後輩たちは、応援団となってスタンドで大きな声で応援し続けていました。
吹奏楽部のみなさんも駆けつけ、選手一人ひとりが選んだ応援歌を、打席に立つたび演奏していました。ヒットを打つと、おなじみのジングルが鳴り響き、東京大会1回戦とはいえ、気分はすっかり甲子園です。
スタンドには野球部の前の顧問の先生や某東高先生の奥様、OBのみなさん、東高の生徒さん、野球部保護者のみなさんが大勢駆けつけて、陽射しに負けない熱い応援をおくっていらっしゃいました。選手の顔写真入りリストが配られたと思いきや、それはなんと、3年のN君のお父さんの力作!選手のみなさんがぐんと身近になりました。たくさんの人が支えてくれたからこそ、選手達は野球に打ち込むことができるのですね。
同点で迎えた9回表。円陣を組んだ選手たちから「絶対点いれるぞ!!」の大きな声が聞こえてきました。そして、その言葉通り、見事に勝ち越し。9回裏は安定した守備で守り切り、夏の選手権、初勝利???をあげてくれたのでした。
勝利が決まると、保護者の中には涙するお母さんも・・・。「一生懸命頑張る」って、言葉にすると当たり前すぎて陳腐だったりするのですが、こんな試合を目の当たりにすると、その言葉を体現することの大変さ、すばらしさをひしひしと感じます。試合をしている選手だけじゃなく、陰で支える人たち全員が一生懸命でした。
試合後、野球部の選手たちが吹奏楽部にお礼を言いにいくと、なんと吹奏楽部の代表が「僕らのほうこそ、こんなにすばらしい試合を見せてもらってありがとう!」と言ったのです。すてきですね~。
次の試合は、19日(日)12時30分~。府中市民球場です。相手はシード校にひけをとらない強豪、東亜学園です。
堀田監督は「東亜学園と試合をさせてもらえるという感じです」とおっしゃっていましたが、高校野球は何が起きるかわかりません。選手のみなさんには、これまでの練習の成果を思いっきり発揮してもらいたいです。
他の部活動の試合結果や活動報告など、保護者のみなさんからの投稿大歓迎です。ご希望の方はメールにてお知らせください。お待ちしています。
(観戦 書記 三宅)
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